こんにちはYTAです。
車を持っている方であれば自動車保険に加入していますよね。
自動車保険加入経験がある方は年齢によって保険料が違うことは知っていますね。
今回は基礎知識として年齢条件について深掘りをしていこうと思います。
記事のテーマ
【自動車保険の基礎知識】自動車保険の年齢条件について解説。 |
最近は移動は電車の方が時間通りに到着し便利ですよね。特に若い方は車に関心を持たなくなっていると思います。必要であればレンタカーやカーシェアも普及してますから十分かもしれませんね。
ただ、たまに車に乗るときに利用するレンタカーやカーシェアでもしっかりと手厚い補償が受けられる保険に加入をしています。基本的に車に乗るからには保険は必須です。知識として年齢条件について知っておいても良いと思いませんか?後々自分で車を買うときがあれば基礎知識として役立ちます。
目次
【自動車保険の基礎知識】自動車保険の年齢条件

自動車保険は加入してください
自動車の運転免許証は18歳で取得できますよね。中には免許を取得した直後に車を購入する方もいますよね。
まず、前提として自動車保険には加入しましょう。
最初ははっきり言って高いです。高すぎるから入りたくないと思うかもしれません。
でも、ダメです。加入してください。
自分だけがケガをして痛い思いをするなら構いません。しかし、事故があれば誰かが被害を受けることもありますよね。例えば、車同士の事故であれば相手の運転手。同乗者。路上を通行する人だっています。こういった人を巻き込む可能性があります。しかも、車だって修理しないといけないですよね。このように、自分が加害者になったときに絶対に困ります。
繰り返しになりますが自動車保険に加入しましょう。
年齢が若い人は保険料が高い
年齢が若い人はどうしても保険料って高くなりますよね。
原因は3つあります。
|
順番に解説しますね。
若い人の事故率が高い
若い人が事故を起こす確率が高い。これには多くの方がなんとなく想像つくんじゃないですか。
免許取り立てであったり、少し慣れてきて無謀な運転をしてしまい事故を起こすなんてこともありますよね。
令和元年の法令違反別・年齢層別死亡事故件数の表です。
死亡事故2019 29
出典:警察庁Webサイト
「交通死亡事故の発生状況」警察庁https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/toukeihyo.htmlを一部抜粋
この表を見る限りでは、法令違反が絡んだ死亡事故件数だけをみると若い方が特別死亡事故が多いとは言えません。
しかし、最高速度違反などは若い方に集中しています。
やはり多少慣れてきて無謀な運転による事故というのが多いと思います。
この表は、あくまでも死亡事故です。死亡事故以外の交通事故はさらに多いことになります。
年齢条件の幅が若年層中心
年齢条件については事故率が高いことに関連し仕方ないのかもしれません。
年齢条件別ノンフリート等級表
この表の年齢条件と割引率は三井ダイレクト損保の場合です。
30歳以上を補償の対象としている保険会社もあります。
ノンフリート等級 | 運転者年齢条件 | 割増引率 |
6等級 | 年齢を問わず補償 | 31%割増 |
6等級 | 21歳以上補償 | 5%割増 |
6等級 | 26歳以上補償 | 12%割引 |
6等級 | 35歳以上補償 | 13%割引 |
7等級 | 年齢を問わず補償 | 6%割増 |
7等級 | 21歳以上補償 | 9%割引 |
7等級 | 26歳以上補償 | 36%割引 |
7等級 | 35歳以上補償 | 40%割引 |
最初に車を購入し保険に加入すると最初は6等級スタートです。7等級はすでに1台保険契約があり2台目を契約すると適用されます。
この表でもわかるように年齢条件の幅は20代のカテゴリーがほとんどを占めています。そして、最も事故率が高いとされる25歳以下は割増料金が適用されます。
割引率が低い
そもそも割引率が低いです。上記でも紹介しましたが新規加入すると6等級スタートです。
6等級のノンフリート割引は19%です。最高等級である20等級は63%割引と比べると40%以上も高くなってしまうんです。
さらに、年齢条件でも割増になれば若い方の保険料は高くなりますよね。
なお、ノンフリート等級の詳細については「【自動車保険の基礎知識】自動車保険の等級」の記事をどうぞ。
金額を抑えるなら安全運転
年齢が若い間はどうしても保険料が高くなることは避けられません。車を保有し維持するには仕方ないことです。
それが嫌であれば、レンタカーやカーシェアをその都度利用するのが良いです。
もし、無保険で乗ろうと考えていたらやめた方が良いです。
年齢条件の割増は避けられないですが、等級は事故がなければ1年ごとに上昇します。仮に、18歳の方が自動車保険を契約し3年間無事故で更新すれば21歳以上補償へ切替ができます。そして、等級は10等級です。21歳は5%の割増ですが10等級は45%割引です。
18歳で契約したときより確実に安くなっていると思いますよ。
ただし、ケースによっては適用できないことに注意しましょう。
自分しか車に乗らないのであれば問題はありません。しかし、家族に自分よりも若い弟や妹がいることってありますよね。この弟及び妹に車を運転させようとする場合は年齢条件を変えてはいけません。1若い方の年齢に合わせて年齢条件を設定します。
そして、その方が条件変更できる歳になったら更新のときに条件を変更しましょう。
もし、年齢条件を変更するのであれば運転させないでください。補償が及ばないので無保険と同じです。
事故はいつ起こるかわかりません。気をつけていても避けられない場合もあります。
しかし、多くの事故は氷山の一角と言われています。
まさにこんなイメージです。

海から見えている部分が実際に起きた事故だと思ってください。海から見えてない部分が事故にはならなかったが一歩間違えれば事故になる可能性があった瞬間です。
氷山の見えていない部分は普段から事故を予測して運転することで海から顔を出さないようにする必要があります。
そのためには、まず安全運転を心がけることですよね。それが、保険料を抑える近道にもなるはずです。
20代以降の保険について

20代の保険料は高かったですよね。
では他の年齢はどうでしょう。
年代別で紹介していきます。
30代の方
30代は先ほどの表では35歳以上にならなければ年齢条件の変更ができません。30代前半は26歳以上の年齢条件が適用されます。
35歳以上の年齢条件の割引は13%です。26歳以上は12%の割引で1%割引率は高くなりますが、年齢条件では大きな差にはなりません。
しかし、保険会社によっては30歳以上補償の会社もありますので各社保険料の見積をして安くなる会社を選ぶことも必要です。
とはいえ、特に金額が大きく変化することがない世代です。なので、コツコツ事故を起こさず等級をあげていくことで割引を増やすことが大事です。
他にも、ゴールド免許などの付加価値で割引を増やすのも良いですね。
40代~50代の方
この世代の方は当然、年齢条件は35歳以上補償が適用されています。
そして事故率が最も低い世代だそうです。なので、多くの方が20等級に近い等級だと思います。
保険会社が提供する割引は全て受けている。という方もきっといますよね。
では、そんな40代~50代の方。おとなの自動車保険を知っていますでしょうか?
この保険はセゾン自動車火災保険が提供する自動車保険です。
この保険は比較的事故が少ないとされている40代~50代に対して保険料を安くするサービスを提供しています。
現状でも十分保険料が安く満足している方も多いと思いますが、少しでも削減できる見込みがあれば検討したいと考える方は見積をしてみると良いかもしれません。
補償内容が同等で金額が安くなるのであれば乗換えも検討できますね。
60代以上
先ほどの表をもう一度見ましょう。
再掲の分は24歳以下の若い方と65歳以上の高齢者を比較しています。
見比べると以下の点で死亡事故が発生しています。
|
この項目で若い方を多く上回っていますね。
若い方は免許取得の勉強を忘れていないからなのか上記の部分での死亡事故は少ないです。
反対に高齢者ではこのような事故が増加するのは年齢による注意力や集中力の低下などが原因ではないかと思います。
上記の違反は交差点内や細い道で起きます。こういった場所は歩行者が巻き込まれるケースも多いですよね。
最近では、高齢者が歩行者を死亡させてしまう事故をニュースなどで度々見ますよね。その原因は事故が交差点内や路地で起こること。そして以下のことが最大の原因ではないでしょうか。
安全運転義務違反
|
結論として「安全に走行できていない」ですね。
運転操作不適
これはアクセルとブレーキを間違えたと事故証言で良く聞かれますよね。
一瞬の判断が要求されるときに判断力が低下し自分の思っている行動と違うことを体がしてしまうんでしょうね。
漫然運転
運転中に何か別なことを考えながら走行することで注意力が低下しますね。
交差点に進入するときに別なことを考えていたら信号だって見落としますよね。
脇見運転
これはそのままですよね。よそ見して運転しています。運転中って確かに他のこと気になって一瞬よそ見したりしますよね。でも普通はすぐに前を向いて運転に戻ります。
しかし、意識が完全によそ見にいき注視するんでしょうね。スマートフォンや携帯を見るのも脇見運転です。
安全不確認
これも字の通りです。安全に走行するべき場所で安全確認をしないことですね。
見通しの悪い交差点で右も左も確認せず自分のタイミングだけで飛び出したら、事故が起こるのは想像がつきますよね。
高齢者も保険料は高く設定されている
65歳以上の高齢者は重大事故が起こるリスクが高いです。超高齢化社会となり高齢運転者は増加しています。高齢者でも車がなければ生活できない人も多いです。
そのため、保険料も事故リスクを考慮して高く設定しています。
事故リスクが高い世代の保険料が高い

20代は保険料が高いと紹介してきました。そして、高齢者も同様に保険料は高くなっていましたよね。
やはり両者とも事故のリスクが高いんですよね。しかし、事故のタイプには違いがありましたね。
20代の違反に伴う事故タイプ
|
最高速度に関しては圧倒的に若い方の違反が多く、それに伴う死亡事故が発生しています。
スピードの出し過ぎによる無謀運転による事故が全体で最も多くなっています。
その他は、高齢者と比べれば件数は多くはないですが運転に慣れず操作ミスをする。ぼーっと他のことを考えながら運転する。ナビやスマートフォンに気を取られてしまう。こんなケースの事故ではないでしょうか。
高齢者の違反に伴う事故タイプ
|
高齢者は交差点に関わる違反と死亡事故が多いですよね。その原因については運転操作を誤ってしまうこと。
漫然運転や脇見運転が事故につながります。
両者の世代は違反の種類が似ている点もありますが根本的には違いますね。スピードを出しての事故と交差点でスピードは出ていなくても運転操作を誤ってしまう事故。
スピードを出しての事故はスピードを出さなければ回避できる可能性がありますよね。高齢者の場合は衰えからくる運転操作ミスであるとその場の判断になるので回避が困難ですよね。
最終手段は免許返納しかありません。このように、両者で回避できるものと回避しにくいものという違いがありますね。
しかしながら、どちらも事故のリスクという点では変わりません。そのために保険料が高く設定されているんです。
事故を起こす可能性が高い人から多く保険料を徴収しなければ事故がなく保険料を納めている人に不公平が生じてしまいます。事故を起こさない人は事故を起こす人のために保険料を支払っているのではないですから。
繰り返しですが20代の方は事故を安全に運転ができれば回避できる可能性が高いです。
少しでも保険料負担を減らすには安全運転をして等級を毎年積み重ねていくことが最善の方法です。安全に注意することは高齢者も同様です。高齢者だってリスクを回避する方法が全くないわけではありません。例えば、運転する日の体調が悪ければ運転をやめて公共交通機関やタクシーにするなどリスク回避の方法はあります。
そのような方法を実践して少しでも事故をなくせば、保険料も安くなるのではないでしょうか。
コメントを残す