行政書士試験に向けて勉強を頑張っているみなさんお疲れ様です。
今回は独学で勉強をしている方向けに役立つ本を紹介したいと思います。
私は4回行政書士試験に挑戦し合格しました。1回~3回は通学したり通信制を利用して勉強しましたが、4回目は独学での勉強でした。
もし、始めて試験を受ける方で独学を考えているのであれば「行政書士試験に合格するためにやるべきこと【初学者向け】」こちらの記事をどうぞ。
独学で勉強するのに教科書と問題集は買ったけど他にどんな本を使えばいいかわからない…。という疑問に答えます。
目次
行政書士を独学するための本7選

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順番に紹介しますね。
みんなが欲しかった!行政書士の判例集 2020年度
これは判例集なんですが、この1冊で憲法、民法、行政法、商法と試験出題される法令科目の重要判例がまとめられています。
判例って実はめちゃくちゃ大事です!!試験には法律の条文から出る問題と判例の知識を問う問題も出題されます。判例は覚えておいて損はありません。
出題可能性が高い重要判例がまとめられています。私も合格したときに、タイトルは変わってしまいましたがTAC出版の判例集を使って判例を結構覚えました。
みんなが欲しかった!行政書士の40字記述式問題集 2020年度
行政書士試験の受験生の多くが苦手な出題形式ではないでしょうか。40字の記述式問題です。
受験経験がある方はわかると思いますが、40字で条文知識や判例の知識を記述する形式の問題です。確実に満点を取るには条文の暗記や判例の暗記が必須となります。
過去問と予想問題という形式で構成されていますので40字記述に慣れてください。
出題は、行政法が1問と民法が2問の計3問となります。40字記述式は配点ウェイトが1問20点とかなり高いです。ここを捨ててしまうと合格は厳しいです。
60点中の30点は最低でも確保したい場所です。部分点がありますので10点ずつ取れれば最低の目標はクリアです。
問題集の中には多肢選択式の問題もあります。多肢選択も40字の次に配点ウェイトが高いです。こちらも得点源となります。繰り返し解いて問題に慣れておきましょう。
とはいえ、問題集に掲載されている問題が40字記述や多肢選択で完全一致で出題されることは0に近い確率です。もし、出たらかなりラッキーです。ちゃんと勉強していれば1問だけだとしても満点の20点が取れますよね。
合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集 2020年度版
こちらも40字記述式の問題集です。形式は同じですが予想問題部分が違います。
どちらもおすすめはしますが、どちらか1冊を勉強すればいいと思います。
判例集と揃えたければ「みんなが欲しかった!行政書士の40字記述式問題集 2020年度」が良いと思います。
どちらを選ぶべきかは特にありません。時間とお金に余裕があって、40字記述が心配な方は両方やってみるのもありだと思います。
2020年版出る順行政書士 当たる!直前予想模試
こちらは資格の学校であるLECが出版している予想模試です。
独学で勉強をされていて学校の模試に申込みをしてない方は絶対にやるべきです。
実際に試験と同じ時間の3時間を計って予想問題を解いてください。問題を解くスピードやペース配分を考えるためにもおすすめです。
本試験は3時間で60問です。これはテンポ良く問題を解いていかないと間に合いません。
そして、問題を多く解き復習することでインプットとアウトプットが効率良くできます。
うかる!行政書士 直前模試 2020年度版
こちらは資格の学校の伊藤塾が出版している予想模試です。
おすすめの理由は先ほどと同じです。色々な学校の問題を解くことで、知識量は絶対に増えます。同じ学校の問題を繰り返しやることも重要ですが、どうしても問題の傾向が偏ってきます。
以前やってみた時に感じた私の個人的な感想ですが、伊藤塾の問題は難易度が少し高いと思いました。
行政書士 2020年法改正と完全予想模試
こちらも毎年予想模試を出している定番です。元試験委員が監修しているそうです。
これは資格の学校が作成していません。実際に試験を作る人が監修している問題なので、意外とマイナー論点なんだけど重要みたいな問題が掲載されていたりします。
2020本試験をあてる TAC直前予想 行政書士
最後は資格の学校TACが出版している予想模試ですね。
何度も繰り返しになりますが、模試は色々な問題をとにかくやることです。
判例集や40字記述をTAC出版で解いていれば、少し解きやすいかもしれません。

行政書士試験の受験生に伝えたいこと

模試に書いてある「的中」は信用しなくていい
はっきり言って意味ないです。
嘘は書いてありませんが、5肢択一問題の選択肢が同じとかのレベルです。
確かに選択肢の一文が完全一致ではありますが、40字記述や多肢選択が的中してる可能性は低いです。
選択肢は条文や判例が一文として問題になったりします。しかも、5肢択一は40問あります。200肢あれば当たる可能性だってありますよね。
問題を多く解いた方が有利
行政書士試験は3時間60問で180点以上とれば合格という絶対評価の試験です。
誰かと競うわけではなく、完全に自分との戦いです。
つまり、問題を多く解いて本試験問題に対応できる知識が重要となります。また、最近の試験では知識以外の法的直感で答えるようなトリッキーな問題なども出題されます。
こういった問題に惑わされると時間が足りなくなったり、本来の力が出せなかったりします。
そういった問題は間違えて当然だと思い、点の取りやすい問題をしかっり獲得できるのは問題を多くこなしている人です。
たくさんの問題に触れていれば1問ぐらいは同じ問題があるかもしれません。
同じ問題と気づく人は色々な問題をやってきた人だけです。
本試験は1問に泣くことだってあります。少しでもラッキーの確率を増やしましょう。
余談ですが、私も今回おすすめした本を片っ端から購入して勉強することで合格することができました。みなさんにもきっとできると思います。
「絶対に合格する」という強い気持ちをもって頑張りましょう。
足切りに注意
そろそろ終わりたいと思います。
最後に、足切りにはくれぐれも注意してください。
一般知識は14問出題中6問正解しないと足切りになってしまいます。
問題は通常は政治・経済・社会・情報・文章理解と幅広い分野から出題されますので対策が取りにくいです。
ただし、情報に関しては法律問題なので唯一対策が取れます。そして、文章理解も簡単な国語問題です。この5問を取りこぼさないことが重要です。
時間配分を間違えて文章理解まで辿り着けないと致命的です。そんなことが起こらないように予想模試を活用して自分の解くスピードの早さも確認しましょう。
2020年の試験まで6ヶ月弱あります。まだまだインプット・アウトプットするのに十分な時間があります。今回紹介した本を活用していただければ幸いです。
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