【行政書士試験】配点からみる勉強するべきポイント【勉強の体験談】

令和2年の行政書士試験まで約5ヶ月になりましたね。今年の11月は日本の状況がどうなっているか予測つきませんが、通常通り行けば11月2週目の日曜日が試験日ですね。
大変な時期ではありますが、試験受けられる方は精一杯頑張ってください。

今回は来年以降の試験挑戦を考えている方に向けて勉強すべきポイントを紹介したいと思います。
実際に私も数年前に試験に合格しました。そのときの経験も踏まえて紹介できたらと思っています。

今回のテーマです。

行政書士試験の配点から見る勉強すべきポイント 体験談を紹介します

行政書士試験は60問を3時間で解く必要がある試験となります。
自分なりのペース配分をしっかり持っていないと大変な試験となりますので、そういった部分も紹介していきたいと思います。

そして、私がどのような勉強方法で合格したのか実体験も紹介します。

【行政書士試験】配点からみる勉強するべきポイント

行政書士試験の問題構成

試験をすでに受けている方は出題形式は知っていますよね。来年以降に挑戦する方もいるかもしれませんので、念のため紹介しますね。

繰返しとなりますが、試験は60問で時間は3時間です。

問題1~40までは5肢択一問題。問題41~43が多肢選択式。問題44~46が記述式。問題47~60は一般知識となっています。

もう少し深掘りして紹介しますね。

五肢択一 法令

  • 問題1~2   基礎法学
  • 問題3~7   憲法
  • 問題8~26   行政法
  • 問題27~35   民法
  • 問題36~40   商法

多肢選択式

  • 問題41    憲法
  • 問題42    行政法
  • 問題43    行政法

記述式

  • 問題44    行政法
  • 問題45    民法
  • 問題46    民法

五肢択一 一般知識

  • 問題47~53  政治・経済・社会
  • 問題54~57  情報通信・個人情報保護
  • 問題58~60  文章理解

細かくするとこのような問題が出題されます。
これを3時間で解かなければならないです。かなり大変ですよね。

試験の配点

試験の配点は五肢択一は1問4点です。なので、法令と一般知識は全て4点ですね。

多肢選択式は問題1つにつき4個出題があります。各2点で合計8点です。

記述式は問題1つにつき満点が20点です。

見ると配点ウェイトの違いがすぐわかりますよね。
圧倒的に記述式は配点のウェイトが高いです。そして、多肢選択も4個で1つの問題と考えると択一の倍の点数がもらえますよね。

どう考えても記述と多肢選択で点を失うと厳しいですよね。

基本的な勉強の方法

結論としては、五肢択一を重点に勉強することです。

配点ウェイトが高いものから勉強する方が効率は良いと思います。
しかし、勉強して記述対策で条文や判例を丸暗記して試験に挑戦してもほぼ出ません。

私も試験を4回受験しましたが、記述対策で覚えた条文や判例が本試験に出たことはありません。
唯一、ラッキーだったのが通信講座ユーキャンがYouTubeで記述式の予想を配信していて試験前に見ていたら本試験に同じ問題が出たぐらいです。

試験のプロが出そうと予想しても滅多にありません。かなりレアケースです。
なので、ヤマをはっても時間のムダです。ただし、ヤマをはるのはムダですけど勉強はムダじゃないので勉強はしましょうね。

40字でまとめるのが意外と難しい条文や判例が本試験で出ることも多いので書く練習をしておかないと本番では書けません。

書く勉強は大事ですが、条文知識や判例知識は五肢択一で勉強するのが1番です。
理由は簡単です。法令科目の五肢択一が1番出題数が多いからです。
法令科目の五肢択一である程度の点が取れないと合格は厳しいです。

そして、勉強に関しても過去問の中で1番出題問題が多いってことですよね。
行政試験の本試験で過去問と全く同じ問題が出題されることは最近では少ないです。

しかし、前年多肢や記述で出題された問題が五肢択一の選択肢になったりしています。
結局、重要なポイントは形式を変えて出題されているんです。
なので、五肢択一をしっかり勉強して条文や判例が暗記できるまでになる方が有利です。

五肢択一の過去問題集を何周も繰返しやっていくと次第に条文も判例も意外と記憶に定着されていきます。

さすがに、一言一句間違わずに正解とはなりませんが、かなり近いところまで条文が頭に入ってきますよ。

時間が許すならやるべき

五肢択一の過去問を繰返し勉強する方法はかなり地道です。過去問を最低3周以上繰返しでやるという努力のみです。
ただし、やり終わった後は確実にレベルアップしているはずです。
時間があって努力できる方にはおすすめします。

もし、この方法を実践して1年間必死で努力した場合。最終的に合格するかしないかギリギリのラインまでは点数が取れるはずです。

過去問を解くだけでは意味がない

地道に努力しても合格ギリギリのラインだと紹介しました。これは、ただ何の意識もせずに過去問を繰返し解いていたら受かりません。

本試験は過去問を繰返し解いただけで受かるほど簡単ではないです。

過去問を繰返しやるべきと紹介してきました。ただし、意識しないで過去問解いても条文や判例って覚えられませんよね。

なんでだと思いますか?

何の意識もしないで解くのがダメな理由はこれです。

  • 繰返しやると答えを覚える
  • 複数回やっているので早く終わろうとする
  • 勉強の質が低下する

順番に解説していきます。

繰返しやると答えを覚える

2回目ではないかもしれませんが、3回目になると見たことがある問題が確実に増えてきます。
見ただけで答えがわかる問題も正直あります。
問題を覚えることが悪いわけではないんです。むしろ覚えるぐらいがちょうど良いです。

しかし、ダメな理由は文章を覚えるのではなくて正解肢の番号を覚えていることです。
これでは繰り返す意味が全くありません。やっている気分になっているだけです。

複数回やっているので早く終わろうとする

何回もやっていると1回目よりも確実に解くペースは上がりますよね。
これも意味がないです。目的が過去問を周回することになっています。

2回目や3回目は1回目よりも遅くなるぐらいのペースで解くのが理想です。
理由は簡単です。
解説をじっくり読んで条文や判例を意識して覚えるのが目的だからです。
答えが正解か不正解かは重要ではないです。ただし、もし間違えたら再度やるべきですね。

勉強の質が低下する

これは前の2つにも関連しています。答えを覚える。問題を周回することが目的。
明らかに勉強の質は落ちていますよね。
何の意識もせずに過去問を繰返しやると勉強の質は低下する一方です。
ちゃんと目的を持って勉強することで過去問をやる意味があるんです。

こんな勉強していたら絶対に受かりません。

科目別の勉強方法

これまでは全体的な勉強の方法を紹介しましたが、科目別の勉強方法も紹介したいと思います。
基本的には教科書やテキストでインプットするのが良いです。
試験用に作られているので全ての科目が網羅されているので間違いないです。

基礎法学

基礎法学は最初の2問だけです。しかも、基礎法学というだけあって範囲を絞ることは難しいです。何が出題だれるか全くわかりません。

近年では2問中1問がトリッキーな問題が出題されて受験生を動揺させるのが目的っぽい出題があったりします。

なので、基本的には教科書を読んで過去問をやることで出題イメージを掴むことです。
本試験では、法的直感や法的感覚で正解を探すような形になると思います。
なんとか2問中1問取れるようにしたいですね。見たことない問題で動揺して次の問題に影響が出ないようにすることが大事です。

憲法

憲法は五肢択一が5問と多肢選択が1問出題されます。

憲法も最近問題が難しいですよね。個人的には過去問よりも複雑になっている印象です。
基礎や知識的な部分はもちろん大事ですが、憲法条文や判例も読み込むことをおすすめします。

行政法

五肢択一で最も出題数の多い科目です。五肢択一が14問と多肢選択2問と記述が1問という法令科目の約4割の点数を占めていますね。
行政書士になるんですから行政法知ってないとダメですから当たり前ですよね。

行政法は問題数も多いですが、その代わりに基礎的な問題もかなり出題されます。応用的な問題もありますが基礎的な問題と普通レベルの問題が取れればかなり得点が稼げます。

ここは取りこぼさないように過去問を念入りに解くことで知識をしっかり定着させることが大切です。

応用は間違えても合否に大きな影響は受けません。基礎と普通レベルをしっかり獲得しましょう。

民法

民法は五肢択一9問に記述が2問とこちらも点数は大きいですよね。そして大きなポイントになるのが民法です。みなんさんもすでに知っていると思います。
民法は大改正が行われました。そして、令和2年の試験から試験範囲として出題されます。
今年以降の試験は改正部分の出題がしばらく続きそうですよね。

改正部分はしっかり勉強しておくことが重要です。たぶんないとは思いますが、改正ポイントだけでも9問出題は可能です。

商法

民法が終わってからの最後の5問です。かなり頭も疲労してきているときに5問がやってきます。
商法まで勉強の手が回らない受験生もいると思います。
ただし、5問を全て捨てるのはもったいないです。他の科目が完璧であれば良いですが、そうでないなら20点失うのはかなり痛いです。
2問でも3問でも良いので取れるように勉強はしておきましょう。2問ぐらいであれば簡単な問題も出題されますよ。

一般知識

一般知識は最後の14問ですね。出題は政治・経済・社会と情報通信・個人情報保護と文章理解となっていますね。
気をつけないといけないことは足切りですよね。一般値知識には足切りが存在します。24点取れないと足切りになるので確実に6問は正解しましょう。

いくら法令で頑張って良い点が取れても一般知識で5問しか正解できないとアウトです。

対策としては政治・経済・社会は範囲も膨大なので出題の対策をするのは難しいです。
もし、基本的に政治経済社会が苦手な方は中学校・高校レベルの政治経済社会をおさらいすることをおすすめします。

ただし、限られた時間で勉強するには限界がありますので一般知識は情報通信と個人情報後は確実に点を取りましょう。
特に個人情報後は唯一対策ができる法律問題です。ここで取りこぼさなければ、政治経済社会は最悪1~2問取ればなんとかなります。

文章理解については過去問で大丈夫です。出題形式は色々ありますが、基本的には国語の問題です。

注意する点としては、問題1からスタートする方は最後の問題が文章理解になります。時間との闘いとなるので時間切れにならないように注意してください。
時間がないと焦って国語の問題でも間違えます。落ち着いて問題を解くことが重要です。

どこから解くか決めておく

科目についてではないですが、最後に全体についてです。
60問3時間の試験はどこから解き始めるかは自由です。

問題1から解く必要はありません。自分が解きやすいように解く順番を事前に決めておいた方が良いです。
そして、模試などがあれば自分の解き方で練習してください。自分の解き方で時間内に試験が終われば問題ないです。

もし、終わらなかったら解き方が合ってないかもしれないので見直すことも考えるべきです。

どうやら一般知識から解く方が多いみたいですね。
ちなみに私は問題1から正面突破でした。

私の試験勉強から本試験まで【実体験】

私は4回目の試験で合格することができました。
私が実際どんな勉強をしたのか本試験でどれぐらいの点数で合格したのかなど紹介したいと思います。

1回目の試験

初めて行政書士の試験に挑戦するために、学校に通って勉強しました。
法律の勉強は大学でもほとんど勉強してません。はっきり言って全くの初学者でした。

毎週学校に通って授業は受けていましたが、進みも早いため理解できずに進んでしまうことも多かったです。
1年間通い続けましたが、正直ついて行くのがやっとな感じでした。
1年目は過去問も1周し終わるのがやっとで教科書のインプットも全然足りていませんでした。

結果的には全然ダメでした。圧倒的に間違いの方が多く、やっと100点超えたぐらいの点数しか取れませんでした。

2回目の試験

2回目で終わらせたかったので、もう一度同じ学校に通いました。
2度目なので多少のアドバンテージがあると考えたんですよね。
確かに、最初と比べると授業にはついていけました。

ついて行けるんだから、ガツガツ自宅で勉強するべきでした。
1度目よりは勉強してしましたが過去問は2周半で終了でした。
教科書のインプットもやったつもりにはなっていました。

授業について行けたことで変な自身がついてたんでしょうね。完全に失敗でした。
同じ学校で同じ講師の授業に通えば内容はほとんど一緒ですからついて行けて当たり前ですよね。

変な自身のおかげで、2度目も不合格でした。点数は1度目よりは伸びましたが合格には遠く及びませんでした。だいたい120点ぐらいだったと思います。

3回目の試験

このころから意識が少し変わりました。通信型の学校を利用して勉強を開始しました。
自宅で授業を受けることで移動の疲れなどもなく勉強に集中することができました。
比較的にインプットとアウトプットの作業は上手くいっていたと思います。

過去問も紹介してきたように3周を試験4ヶ月前ぐらいには終わらせることに成功しました。
もちろん、教科書も読み込みをして知識も確実に増えていました。

しかし、直前期にラストスパートするべきなのに失速してしまいました。
少し余裕が出て大丈夫って思いが完全にダメな原因でした。
3度目もダメでしたね。あと2問で不合格でした。8点足りなかったです。

4回目の試験

最後は独学です。勉強の仕方はは3回目と同じ教科書と過去問を使って勉強しました。
さすがに4回目です。過去問も1回目から合計したら10回近く周回しています。
問題だって覚えますよ。今までだったら途中で辞めたと思います。
ですが、インプットとアウトプットを継続させました。

さらに、条文と判例を覚えていく勉強を追加しました。

これをやると意外と40字記述も書けるんですよ。
完全に書けるほどではないですが、部分点を半分ぐらい貰えそうなレベルになりました。

以前だと書けても部分点が2点とかです。この部分は大きく成長できました。
4回目は必死だったので直前期も粘ることができました。
本屋で売っている直前予想模試を片っ端から購入し、これも3回ずつ本試験前日までやって勉強は終了です。

試験結果合格でした。各項目の点数も載せておきます。

結果的には合格だったのでほっとしました。でも、かなりギリギリの結果でした…。
改めて見ると一般知識がなかったら危なかったですね。

4年間同じ勉強をずっと続けるのって、ほんとに辛いです。
もし、みなさんも受験されるならサクッと1発で合格してください。
1年必死に頑張ればできるはずです。私みたいに4年も時間をムダにしたらもったいないですよ。

これから受験される方に伝えたいこと

試験結果について

今回、私が実践した勉強方法を紹介しました。
私は記憶力は悪くないと思っています。しかし、勉強の要領は良くないです。

あれだけ勉強したのに結果ギリギリって何で?と今でも思ってます。

みなさんだって、勉強し過ぎてもうできないところまで追い込んで試験に挑むはずです。

追い込んだ末に勝ち取った合格はしっかり喜んでください。

しかし、残念ながら不合格だった人は落ち込まないことです。
完璧に勉強したはずなのに本試験で結果が出ないことはあります。
環境や雰囲気が違えば本来の実力が出せないことだってあります。

結果は変わりませんが、次どうするかで今後の行動は変えられます。
せっかく勉強した知識を1回の失敗で諦めますか?
もったいないですよね。落ち込んでいる暇はないですよ。2回目で確実に合格できるように頑張りましょう。

試験の注意点のおさらい

そろそろ今回は終わりにします。

最後に、試験の注意点をおさらいしておきます。

  • 試験は60問3時間
  • 法令科目を122点以上取ること
  • 一般知識を24点以上取ること
  • 法令・一般知識で180点以上が合格

写真の注意書きにも記載されていますが念のため、おさらいしました。
時間配分を間違えないように、しっかり予定を立てて時間切れでマークが付けられないようなことがないようにしてください。
マークシートでマークしなければまぐれで当たることもないです。

あと、マークシートの順番ミス絶対にしてはダメです。

これをやったら最悪です。

基本的な部分ですがミスが命取りになることだってあります。気をつけてください。

では、令和2年の試験を受験される方、令和3年以降の試験を受験される方、みなさん精一杯頑張って合格を勝ち取りましょう。

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

YTA

サラリーマン時代から資格の勉強を始めてサラリーマンを辞めて行政書士・日本FP協会認定AFP・投資診断士をやっています!投資・人生設計・資格・子育て中の30代男性のライフスタイルの情報を発信しています。